Logic 10.0.5の新EQ

ちょっと遅いですが、あけましておめでとうございます。
講師の鈴木です。

昨年末に始まったばかりのサービスに関わらず、すでにお申し込み/お問い合わせを頂いております。本当にありがとうございます。

 

このブログも思っていた以上に多くの方にご覧頂いているようで、今年も継続していけそうです。

昨年は機材レビュー的な投稿が多くなってしまいましたが、ノウハウ的な内容も盛り込んでいこうと思っております。昨年同様、とりとめのない内容になっていくかと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

もし“こんな内容が見たい”とか、“あの製品ってどうなの!?”みたいなリクエストがあれば、お気軽にコメントくださいね。可能な限りお応えしていきたいと思っています。

 

 

さて、新年一発目のブログは何にしようかな…と考えていたのですが、昨年のLogic 10.0.5の投稿がアクセスを稼いでいたので、調子に乗って詳細を書いてみようと思います。

10.0.5の改良点、もの凄い量があります。
http://support.apple.com/kb/TS4498  ←詳細はこちら(英語です)

 

個人的にも“おや?”と思っていた挙動が直っていたり、長年Logicを使われているユーザーには嬉しい、ピアノロールの背景色に明るいカラーが選べたりと様々な変更点がありますが、やはり一番“変わった!”と体感できるのはビルトインEQではないでしょうか?

 

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以前のブログでも書いた通り、最初は使いにくかった(特にQ幅)のですが(苦笑)、段々慣れてきました。。機能的に新しい部分を見てみましょう。

 

まずは、メイン・ウィンドウ内に追加された「Q-Couple」。これはEQのゲインとQ幅をリンクさせる機能で、拡張ボタン内(画面左下の▲ボタン)でリンクの強さを設定できるようになっています。

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言葉通り「strong」が選択されている場合、ゲインに応じてQ幅が狭くなる強さが強くなる、「light」や「midium」では大きく変わらない…といった具合です。イメージ的には、先日のブログで紹介したSSLのG-Channnelのような挙動が作れます。

そして、「asym〜」を選択すると、カット方向に操作したときにブースト方向よりもQが狭くなります。不要な帯域をカットするときには、Qが狭まってくれた方が便利!

0105_3▲「asym strong」で、同じGain設定のままブースト/カットしたときに、Q幅はこれだけ変化します。Sonnox EQでいう、Type2のような挙動ですね。

 

ちょっとややこしいですが、作業効率の向上に貢献してくれる部分だと思います。無意識に狙った効果が作れますし、必要に応じてEQの挙動が変更できる…ちょうどSonnoxのOxford EQのようなイメージでしょうか。

 

そして、もう1つの大きなフィーチャーが「オーバー・サンプリング」に対応したこと。これも拡張パラメーターの中にチェック・ボックスが用意されています。

このボタンを押すことで、EQ処理をプロジェクトで設定した2倍のサンプリング・レートで処理できるようになるので、EQの精度が上がる…という仕組みです。 その分CPU負荷は上がりますが(とはいっても元々軽いプラグインですし、ほとんど気にならない程度です)特に高域を大きく変化させたときに、より滑らかな効果が得られマス。

 

オーバー・サンプリングは、ここ最近のサード・パーティー製EQプラグインでは当たり前の機能ではありますが、純正EQで対応してくれたのは嬉しい限りです。

 

そして3つ目は「Mode」ボタン。EQが処理する帯域を「Left Only(左のみ)」、「Right Only(右のみ)」、「Mid Only(中央のみ)」、「Side Only(サイドのみ)」、「Streo(全体)」から選択することができるようになりました(ステレオ・トラックのみ)。

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つまり、ステレオ素材の中央の音だけEQを掛けたい! なんてMS処理が可能になった訳です。例えばChannel EQを2段掛けして1つ目をMid Only、2つ目をSide Onlyに設定すればセンターの音とサイドの音にそれぞれ異なるEQを掛けるという使い方もOK。

 

これらの機能は、Channel EQだけでなく「Linear Phase EQ」でも使えますから、マスタリング用のEQとしても良いですね! 繰り返しになりますが、決して目新しい機能ではありませんが、純正EQでこれらができるようになったのは大きなポイントではないでしょうか。

 

 

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