Apogee / SoftLimitをレビュー!独特の押し出し感が気持ち良い、テープエミュレーター・プラグイン

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講師の鈴木(@dawlessonです。

今回は、Apogeeからリリースされたフリーのプラグイン「SoftLimit」を紹介します。

製品の詳細&ダウンロード先:https://apogeedigital.com/products/plugins/soft-limit#download

Apogee製品を使ったことのある方でしたらご存知の通り、AD/DAコンバーターやオーディオ・インターフェースのアナログ入力段に搭載され、Apogeeの代名詞の1つにもなった同名のテープエミュレーターをプラグインとして再現した製品です。

目次

SoftLimitとは

Apogee製品でお馴染みのSoftLimit、歴史は長く1991年にリリースされた「AD-500」に採用されて以降、現行モデルに至るまで歴代の名機に搭載されてきました。

私自身、ずっとApogee製品が好きで使ってきたこともあってお馴染みな感じなのですが、特に90〜00年代あたりの楽曲では、この質感をよく耳にすることが多いと思います。逆に言ってしまうと、今風のサウンドが欲しい場合にはちょっと違うことになってしまうとは思います。

パラメーターは超シンプル

コンバーターやオーディオ・インターフェイスのSoftLimitは、ONがOFFだけで細かい設定は何もできないのですが、プラグインではThresholdやDriveといったパラメーターでかかり具合をコントロールすることができます。とはいっても、超シンプルなので、難しい部分は何一つありません。

特にThresholdがついたことで、入力レベルに関係なくサチュレーションを与えられますし、AUTO MAKEUPをONにしておけば、常に一定レベルを保ってくれるので、音を聞きながらサチュレーション量を調整するだけでOKです。

先述の通り、今っぽいクリーンでレンジが広い感じが欲しいときには真逆なキャラクターですが、R&Bやヒップホップのドラムやボーカルなど特定の用途では”これこれ!”という質感を作れますので、サウンド・バリエーションの1つとしては十分アリではないかと思います! TR系のビートにかけてみてください!


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