Cakewalk by Bandlab で始める! DTM入門講座 #33 2021.09アップデートの新機能
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講師の鈴木(@dawlesson)です。
Cakewalk by Bandlabを題材にした、DTM入門講座の第33回目をお送りします。
いつもは、毎回テーマに沿って具体的な内容をお送りしていますが、今回は先日公開された「2021.09」アップデートの新機能と変更点についてまとめてみました。
目次
Release Notesより
まずは、Cakewalkオフィシャルが公開しているRelease Noteを日本語で見ていきましょう(原文は英語)。
https://www.bandlab.com/products/cakewalk/whats-new
エクスポート機能の強化
- ワークフローを効率化し、よく使う機能に簡単にアクセスできるように設計された、直感的な新しいエクスポートUIを採用。
- 書き出しのバッチ処理にタスクキューを追加。
- 属性タグを使って書き出したオーディオファイルのファイル名を設定できるようになりました。
- 書き出しソースのカテゴリーを新たに追加。ミックス全体のトラック、トラックフォルダー、アレンジャーセクション。
- 音声の書き出し」ダイアログボックスから直接、トラックの選択やミュート/ソロの操作ができるようになりました。
- デフォルトの「オーディオファイルのエクスポート」フォルダのパス。
- Auxトラックやサイドチェインを持つトラックの書き出し処理を改善。
- 書き出し/バウンス時にエフェクトのテールを自動的に消去するようになりました。
- 書き出し場所を開くためのリンクを含むトースト通知。書き出しが完了すると、Windows Explorerで書き出し場所を開くためのリンクを含むトースト通知が表示されるようになりました。
- 複数のファイルをMP3またはWMA(Windows Media Advanced Streaming)形式で書き出すときに、「書き出しオプション」ダイアログボックスに「これらの設定をすべてに使用する」オプションが追加され、ファイルごとに確認するのではなく、すべてのファイルに同じ設定を適用できるようになりました。
その他 強化された機能
- AudioSnapのトランジェント検出を改善しました。デフォルトのトランジェント検出アルゴリズムが大幅に改善され、様々な音源のオーディオトランジェントをより正確に検出できるようになりました。3種類のトランジェント検出方法から選択できます。
- Bounce to Track(s)ダイアログボックスの変更。Bounce to Tracks(s)ダイアログボックスのデザインが、Export Audioダイアログボックスと同様に変更されました。
- Mackie Control revspread VPot DataTypeを追加しました。
- ASIO ドライバの互換性チェック。互換性のない ASIO ドライバが検出された場合、Cakewalk はドライバモードを WASAPI に切り替えることを提案します。
- 複数の MIDI ファイルを同時にプロジェクトにドラッグできるようになりました。
最適化
- Export のメモリ使用量が大幅に減り、動作が速くなりました。
- トラック数の多いプロジェクトの読み込みを高速化しました。
- クリップへのバウンスが速くなりました。
バグ修正
- プロジェクト内のシンセでトラックをフリーズさせるクラッシュする問題を解決。
- サイドチェインFXでバウンスするとクラッシュする問題を解決。
- ユーザープロジェクトをOMFとしてエクスポートする際にクラッシュする問題を解決。
- シンセのエンベロープでトラックをクローンするときにクラッシュする問題を解決。
- マルチドックを折りたたんだり展開したりすると、Aim Assistが正しく描画されない問題を解決。
- Arm Tracksコマンドは、インストゥルメントトラックの隠れたオーディオトラックを有効にします。
- オフにすると、Aim Assist が予期せず表示されることがあります。
- 表示時間を SMPTE に設定しても、選択モジュールが自動的に表示を更新しない問題を解決。
- プロセス スライドが一部のトラック エンベロープをスライドしない問題を解決。
- Paste to One Track” と “Paste Into Existing Clips” を組み合わせたときに “Paste Special” の動作がおかしくなることがありました。
- バグ番号: UDevC00166064 スナップモジュールが Measure またはそれ以下の値に設定されている場合、Snap Value ドロップボックスでスナップのオン/オフができないという問題がありました。
- Save Copy As MIDIがプロジェクトのcwp保存に干渉する問題を解決。
- Last File 1-4 のキーバインディングがすべて予期せずリンクされる問題を解決。
- 複数のアレンジャートラックをプロジェクト間でコピー/ペーストできない問題を解決。
- モーダルなメッセージボックスが、必ずしもメインアプリケーションのウィンドウを無効にしない問題を解決。
- SONAR から Cakewalk へテンポのある特別な選択をコピーできない問題を解決。
エクスポートの強化はかなり便利!
中でも、今回の目玉はやはり「エクスポート機能」です。複数フォーマットや複数の書き出し形式を同時に書き出せる…といった部分が特に便利です。
複数フォーマットへの書き出し…例えばwavとmp3を同時に書き出す等は、他のDAWソフトでもできたりするのですが、2Mixとパラとステムを同時に書き出す、みたいな設定が行えるのはかなり魅力!
また書き出し形式をプリセット化できるのは、初心者の方にとっては分かりやすいと思います!
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