Native Instruments / KOMPLETE KONTROL S MK2 レビュー

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講師の鈴木です。

10月に入ってめっきりと肌寒くなりましたね…。

今回はNative InstrumentsのKOMPLETE KONTROL S MK2を紹介します。発売されたばかりのNIの新作キーボード/コントローラー。前モデルは周りでも使っている人が多く、評判も良かったので発表されてから気になっていました。

触ってみた印象を簡単にまとめてみようと思います。動画も撮ってみたので、併せてご覧くださいませ。

目次

2つのディスプレイが便利!

MK2になって、やはり1番視線がいくのが2つのディスプレイだと思います。前モデルはパラメーター名だけが表示される簡易的なものでしたが、MASCHINEライクな大型ディスプレイは使ってみるとかなり便利。

パソコン上のKOMPLETE KONTROLソフトウェアと同期できるのが特徴ですが、パッチ選びや簡単なエディットならパソコンの画面を見なくても本体だけで行えます。

表示内容は必要に応じて自動的に切り替わるようになっているのですが、パッチ選択時には画面左がライブラリ(音源)、右側にパッチ・リストが表示される仕組み。右側のディスプレイでは、音色タイプやカテゴリーで、プリセットの絞り込み検索も行えます。

この辺りの操作感はMACHINEに近い感じでしょうか。よく使う音色には、スター(お気に入り機能)を付けることもできるようです。

パッチをロードすると、画面表示は「PLUG-IN」モードに自動的に切り替わり、ディスプレイには音源に対応したエディット・パラメーターが表示されます。

ピッチベンドとモジュレーションが実ホイールに!

個人的に、前のモデルで気になったのがピッチ・ベンドとモジュレーションがタッチパッド式だったということ。LFOのように自動で動かせたり…と便利な部分はありましたが、何だかんだハードウェア的に「グイッ」と回す方がいいなぁ、と。

特にエクスプレッションの場合、”ある位置で固定したい”というケースもありますから、個人的にホイール・タイプの方が使いやすいと思っています。

そういう人が多かったのか(!?)、MK2では実ホイールとして搭載! ラバー処理された少し柔らかめの素材で、操作感は良いです。

また、タッチパッドも1系統残されていて、リボン・コントローラー的に使うことができます。

フィジカル・コントローラーとしても使える

詳しくは動画でご覧頂きたいのですが、画面を「MIXER」表示に切り替えればDAWソフト上のレベル・メーターやフェーダーをKOMPLETE KONTROLから表示、コントロールできるようになっています。

現段階ではLogic Pro X、Ableton Live、GarageBandのみの対応のようですが、年内中にCubase、Nuendoにも対応予定のようです。

Logicで使いましたが、フィジカル・コントローラーをスキャンすれば自動的にインストールされるので、特別な設定は不要で使えます。

トランスポートはもちろん、クリックやループのON/OFF。さらにはクオンタイズからアンドゥ/リドゥまでコントロール可能。鍵盤でどんどん打ち込みをしていくタイプの方だと、かなり作業効率が上がると思います。

エンコーダーは上下左右のプッシュも可能で、トラック切り替えもハードから行えるので、うまく使えばパソコンのキーボードやマウスを使うシーンが減らせます。

使ってみて分かったこと

KOMPLETE KONTROLの便利さは、ある程度使ってみないと分からない部分もあると思いますが、現段階で便利な点や気付いた点をあげていこうと思います。

一番便利なのは、やはり音色選びとエディットでしょうか。特に「次の/前のプリセット」ボタンは、頻繁に使うキーなので超便利。プラグインによっては、上下のカーソル・キーで切り替えできますが、サンプラー音源も含めてボタン1つで切り替えられるのはちょっと感動です。

あとは、キースイッチの場所を光で教えてくれる「Light Guide」。光ってテンション上がる、というのもありますが(笑)、パッと見て、どこまでが音域で、どこにキー・スイッチが入っているのが分かるのはやっぱり便利ですね。全音源に対応して欲しいです。。

鍵盤のタッチも良好

個人的には、結構鍵盤の演奏感にこだわっていまして…。いわゆる「MIDIキーボード」のぺこぺこ鍵盤が苦手ということもあり、未だにハードのワークステーションをマスター・キーボードとして使っています。

軽い鍵盤だと、どうしても弱いベロシティーが出にくいので…。

KOMPLETE KONTROL S MK2は、イタリアFatar製の鍵盤を採用しているとのことで、タッチはイイ感じです。最近は色々なところで目にしますね、Fatar。鍵盤の返りが良いので、弾きやすいと思います。

まとめ

ということで、軽く触ってみた感じでバーっと書いてみました。ハードウェアとしての完成度はかなり高いと思いますので、極論を言えば純粋なMIDIキーボードとしてはかなり優秀な印象です。

「MIDI」モードにすればつまみで好きなCCを送ることもできますので、非対応音源でも利用可能です。

KOMPLETEを使っている人には、かなりオススメのコントローラーだと思います!

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