BOSS / KATANA-AIR レビュー

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講師の鈴木(@dawlessonです。

今回はBOSSの新作ギター・アンプ「KATANA-AIR」のレビューをお送りしようと思います。

ワイヤレス・システムを搭載した、フル・ワイヤレスで使えるギター・アンプということで発表時には話題を集めていましたが、実際に使ってみると、ワイヤレスの便利さ以上に音の良さが印象的でした。

開封〜ファースト・インプレッションの動画も撮ってみましたので、合わせてご覧下さいませ。

目次

ワイヤレスはやっぱり便利

使ってみて、やはり1番に思ったのはワイヤレスって便利だなぁ〜 というものでした(笑)。何をイマサラと言われてしまいそうですが…。

昨今は2.4GHz帯を使ったデジタル・ワイヤレスが一般的で、モデルによっては1万円程度から手に入る時代。決して珍しいものではありませんが、アンプと一体になっているというのは、このKATANA-AIRが初めてではないでしょうか??

仕組みとしては、アンプ本体内にレシーバーが内蔵されていて、プラグ一体型のトランスミッターとセットで使う形式。チャンネル等の概念もないので、電源ONですぐに使うことができます。

このトランスミッターはリチウム充電池を内蔵しているのですが、アンプ本体のドックに接続する、もしくはUSBケーブル経由で充電することができます。操作感としては、LINE 6のRELAY G10そのものといった感じです。

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また、一定期間演奏しないと自動的にスタンバイ・モードに入る仕組みですが、トランスミッターにはセンサーが入っていて、ギターを構えて弾き始めると自動的にスタンバイが解除されて音が鳴り始めます。つまり、いちいち電源ON/OFFしなくても良いということ! これは地味に便利です。 なお、そのためトランスミッター本体には、ボタンやスイッチの類は何一つありません。

また、ワイヤレスで付きもののレイテンシーやサウンド変化も気になりませんでした。

5種類のアンプ・タイプ

サウンド部分はアンプ・タイプが5種類に、エフェクトが50以上。

アンプは特定モデルのモデリングではなく、5種類のプリアンプが入っているようなイメージです。それぞれの概要と印象としては…

ACOUSTIC:エレアコ用のプリアンプ。クセがないので、ソリッドギターでも使いやすいです。また、ベースで使ってもOKでした。

CLEAN:フェンダー・ライクで、ウォーム感のある使いやすいサウンド。GAINの値とピッキングによってはクランチまでカバーできるので、応用範囲はかなり広く使いやすい!

CRUNCH:ブティック系クランチ・サウンド。個人的には、このチャンネルがサウンド&使い勝手の面で1番好みでした。ピッキングにもしっかり追従してくれますし、エフェクターとの組み合わせでかなり多彩なサウンドを作れます。

LEAD:逆に使いにくさを感じたのが、このリード・チャンネル。他のチャンネルに比べてトーンの幅が狭めで、なおかつ歪み自体はCRUNCHとBROWNで十分カバーできるので…。BOSSの音が好きな人にはハマると思います。

BROWN:その名の通りブラウン・サウンドを目指したのだと思いますが、いわゆるブラウン・サウンドとは少し印象が違うので、あまり名前に囚われずに使い勝手の良い歪みチャンネルという感覚でしょうか。

50種類以上のエフェクター

エフェクター部分は、合計50種類以上を収録。

とは言っても、マルチ・エフェクターのように制限なく使えるというものではなく、最大で3系統(BST/MOD、DELAY/FX、REVERB)で、各ツマミに使いたいエフェクトを割り当てて使うというもの。

ココが少し分かりにくいのですが、例えば「BST/MOD」のツマミは、左に回しきった状態から時計の12時の位置までブースター。中央より右に回すとMODに切り替わるという仕組みなので、BSTとMODを同時使用することはできません。

また、各ツマミには3種類のエフェクトをアサインして切り替え可能で、選択しているエフェクトはボタンの色(緑/赤/オレンジ)で判別します。

なお、エフェクトの割り当ては本体からは行えないため、後述のアプリを使う必要があります。

今までの音と違う!!

おそらく、ワイヤレスであることがKATANA-AIRで1番注目されている部分だと思うのですが、冒頭でも触れた通り、実際に使ってみるとワイヤレス云々より音の良さが印象に残りました。

正直に言えば、私自身あまりBOSSの音が好きではなかったのですが… このKATANA-AIRは、以前に紹介したKATANA-HEADやGTシリーズ等と、サウンド・キャラクターが根本的に違うように感じます。

どちらかというとこれまでのサウンドは高域よりの印象でした。ライブでの音ヌケだったりを考えると、これはこれで使いやすいのだと思いますが、私の場合は制作で室内でしか使いませんから、逆にケバケバしてしまって使いにくかったのです。。。

それが今回のKATANA-AIRは腰の落ちてギラつかない、レコーディングで使いやすいサウンドになっています。トーンの雰囲気としては、ちょうどFractal Audio SystemとLINE 6の中間のようなイメージ(あくまで、キャラクターの話です)という印象です。

専用のスマホ・アプリは必須

スマホ用アプリを使うことで、本体のエディットやパッチ管理やシステム・メニューがリモート・コントロールできます。

また、1番大きいのがエフェクトの割り当てとパラメーター変更が可能な点。エフェクトを使って音作りしようと思うと、アプリが必須になるということでもあります。

アプリ自体の操作感は良いので、そこまで苦ではないかなぁ、と思います。

まとめ

総合的に見て、プラクティス・アンプとしてすごく満足感の高い製品だと思います。

自宅でちょっと弾きたい…というときに、いちいちシールドをつないで…というのは面倒ですから、トランスミッターを挿せばすぐに音が出せるのはやはり便利。

そして音も十分良い! パソコンとUSB接続すると、簡易的なオーディオ・インターフェイスにもなるようです。

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