定番のコンデンサー・マイクのサウンドをボーカルで聴き比べ! AKG、audio-technica、NEUMANN
講師の鈴木(@dawlesson)です。
7月度の特集企画は、マイクのサウンド比較! 少し前にAKGのマイクの録り比べも行っていましたが、AKG以外のマイクも比べて欲しい…というリクエストを頂いていたので、前回同様、堀田先生のボーカルで、同じ楽曲を録り比べてみました。
AKGの動画と合わせて見て頂ければ、合計8本のマイクを聴き比べて頂くことができるようになっています。
今回録り比べてみた5本のマイク
まず最初に、今回録り比べてみた5本のマイクを紹介します!(50音順)
AKG / C414 XL II -Y4
名機C12を受け継ぐ、往年のAKGサウンドを踏襲したマイクで、レコーディング・スタジオでも定番! キラっとした高域が特徴で、ナチュラルなニュアンスと同時に輪郭のハッキリとした音ヌケを両立させた、絶妙のサウンドが魅力です。
指向性を9タイプから切り替えることができたり、ボーカルから楽器まで幅広い用途で活用することができます。
audio-technica / AT4040
ボーカリストの歌ったニュアンスそのままをナチュラルにキャプチャーしてくれるのがAT4040の魅力! スタジオだとワンランク上のAT4050や、真空管マイクAT4060が使われることが多いですが、単一指向性に絞ることでコストカットを実現。
実売3万円台とは思えないような、良質なサウンドは国産マイクならでは!
NEUMANN / TLM102
NEUMANNのラインナップの中で、もっとも手頃な価格を実現したのがTLM 102です。ハイ・コストパフォーマンスを実現しつつもサウンドは間違いなくNEUMANN。非常に密度が高く万人受けするサウンドを得ることができます。
また本体サイズが非常にコンパクトなのでセッティングがしやすいのもポイントです!
NEUMANN / TLM 49
M49やU47といった、NEUMANNの名マイクに使われた「K47」というマイク・カプセルを搭載したのがTLM49。
このマイク自体、もともとボーカルやナレーションなど「声」の収録を目的に開発されたという背景もあり、高域のギラッと感がオケの中でも埋もれない、自然なヌケ感を得ることができます。
NEUMANN / U87Ai
NEUMANNのラインナップの中でも、特に高い知名度を誇るU87Ai。定番のマイクとして、スタジオでもお馴染みの1本ですので、非常に聴きなじみのあるサウンドだと思います。
ミッドの押し出し感と、少しまったりとしたサウンド特性は、ボーカリストや曲調を問わずに高いパフォーマンスを発揮してくれます。
まずはブラインドで聴き比べてみてください!
モデル名や価格を見てしまうと、どうしても先入観を持ってしまうと思いますので、まずはモデル名を伏せた状態で、純粋にサウンドだけ聴き比べてみてください!
各テイクのモデル名を発表!
各テイクでどのようなマイクを使っていたのかは、下記の動画内で紹介しています(2021/7/3 20:00公開予定)。
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