Logic Pro X 活用 Tips 第4回 付属コンテンツのインストール場所を変更して、ドライブ容量を節約する

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講師の鈴木(@dawlessonです。

今回も”曲作りをする上で必須ではないけれど、知っていると作業が楽になる” そんなLogic Pro Xの小ネタを紹介します。

ここ最近、blog記事に連動した動画も作っているのですが、テキストを書くよりも動画で喋っちゃった方が早い…ということもあって、blogが動画に追いついていない状況になっています…汗。

なるべく同タイミングでアップしようと思っていますが、動画も頑張っていきたいなぁ…と思っているので、ぜひチャンネル登録&高評価、コメントなど頂けますと幸いでございますm(_ _)m

…と、前置きが長くなりましたが、今回はLogicの付属ライブラリーのインストール場所を変更する方法です。

目次

フル・インストールで60GB以上が必要

音源やらループやら、膨大なコンテンツが付属する…というのがLogicの特徴/魅力の1つだと思いますが、当然、それをインストールできるだけの大容量ドライブが必要になる訳で…。

使いたいコンテンツを選んでダウンロード/インストールできるようになっていますが、すべてインストールするには、どの位の容量が必要かと言うと…

Logic Pro Xの最小構成のインストールには6GBのディスク空き容量、サウンドライブラリ全体のインストールには最大63GBのディスク空き容量が必要

引用:Apple Logic Pro X仕様ページ

ということ。現行MacBook Proの最小構成が128GBですし、実際にはOSやらなんやらで128GBフルには使えませんから、コンテンツをフルにインストールしたら、ストレージの半分以上がLogicで持って行かれる計算になります。

インストール場所が変更できない!

70GBのライブラリというのは、昨今の音源としては特別大きい訳ではありませんが、問題はインストール場所を変更できないこと。

一般的な音源であれば、起動ディスクとは別で音源ライブラリー用のストレージ(はハードディスク)を用意して運用する…というのが一般的だと思いますが、Logicの場合はインストールは自動的に行われ、かつユーザーが任意で変更ができないという仕様…。。

ちなみに、コンテンツを含むLogicのデータは、

/Library/Application Support/Logic

に保存されています。

シンボリック・リンクを使う

上記フォルダは、他ディスクにコピーしても、Logic上から参照するフォルダは変更できないので上手く動作してくれません。

音源やソフトによっては、「エイリアス」という方法でだませたりすることもありますが、Logicの場合はこれもNGです。

そこで使うのが「シンボリック・リンク」という方法。どちらも、オリジナルのファイルの位置を追跡してくれるような機能ですが、シンボリック・リンクなら、Logicを騙すことができるのです!

設定方法

では、具体的な操作方法です。

①元のデータを、任意のドライブにコピー

移動したい「/Library/Application Support/Logic」フォルダを、外部ディスク等、任意のドライブやフォルダーにコピーします。

②元のデータをリネーム

コピーが完了したら、元のデータは消してしまってもOKですが、万が一…ということもあるので、動作確認するまで残しておくのが吉。ただ、そのままのフォルダ名だと問題があるので、先頭に「_」を入れたり「Logic_backup」というように名前を変えておいて下さい。

③ターミナルを起動

シンボリック・リンクを作成するためには、ターミナルを使う必要があります。ターミナルは、「Application/Utility」フォルダに入っています。

④コマンドを打ち込む

あとはターミナルの画面内に、以下のコマンドを打っていきます。

ln -s ※移動先のパス※ /Library/Application\ Support/Logic

移動先のパス、というのは、①でコピーした新しいインストール場所のことです。


動画では説明し忘れてしまったのですが、ln -s 以降は、Finderからフォルダをターミナルの画面内にドラッグ&ドロップすると、自動的にパスが入力されるようになっています。手打ちするのが面倒な方、うまく動作しなかった場合は、フォルダをドラッグアンドドロップしてみてください。

⑤リターン!

パスが入力できたら、「リターン」キーを押してコマンドを実行します。(Macの)パスワードが求められるので、パスワードを入力したら作業は完了です。

⑥Logicを起動して動作確認

最後にLogicを起動して、コンテンツが問題なく読み込めているか確認してみてください。

うまく動作していれば、元のファイルは消してしまってOKです。

 

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