ピアノ音源12製品を聞き比べてみました!

講師の鈴木(@dawlessonです。

毎月、1つのテーマについて少し深めに検証・実験してみる今月の特集企画、今回のテーマは「ピアノ音源」です!

ピアノ音源の聞き比べは以前にもblogで行っていましたが、当時とは少し変わった部分もあるので、改めて動画コンテンツとして作ってみました。

12製品を聞き比べてみました!

タイトルの通りですが、今回は私のMacに入っていた12の音源を同じ「MIDIデータ」で鳴らしながら、聞き比べを行ってみました。使用したMIDIデータは、XLN AudioのAddictive Keysで作られたデータです。

ベロシティー値によるニュアンスの出方は音源(ライブラリ)によって、全然変わってきますが、中でもピアノのようにダイナミック・レンジの広い楽器は元のデータによって特に違いが出やすいパートだと思います。動画内でもお話していますが、その辺りも考慮しつつ聴いてみてください。

動画で紹介している音源を、登場順に簡単に紹介しておきます。

Modartt / Pianoteq 6

サンプリングが主流のピアノ音源の中で、物理モデリングを用いた珍しい音源がPianoteqシリーズです。

製品には「Stage」「Standard」「Pro」の3グレードがラインナップされており、ピアノのモデリング部分のカスタマイズの有無などが主な違い。逆に言えば、純粋にピアノ音源として使いたい場合はStageでもOKだと思います。

モデリングの常として、パッチによってかなりサウンド・キャラクターは異なりますが、Ver.6から追加されたSteinwayの公式モデルはとても使いやすくて、個人的に好きでよく使っています。

Synthogy / Ivory II Studio Grands

大容量ピアノ音源の定番、Ivory。ピアノらしいダイナミックで繊細な表現までしっかりと表現できる、定番音源です。ものすごく表現力があるので、その分データ作りは少しシビアですし、しっかり弾くにはある程度重みのあるMIDIキーボード(ピアノ鍵盤推奨!)が求められる側面もあります。

Spectrasonics / Keyscape

厳密に言うと「キーボード音源」ではありますが、Keyscapeにも大容量のサンプルを使ったピアノ音色が収録されています。

Keyscapeの魅力は、なんと言っても演奏したときの気持ちよさ! まるで目の前でピアノの鍵盤を弾いているような立体感と臨場感は他の音源にない特徴です。芯もしっかりとしていて音数が多めのオケにも埋もれないので、ジャンルを問わずに使いやすい音色ではないでしょうか。

UVI / Model D

手頃な価格ですし、さらにはオーディオ・インターフェイス等のバンドル製品として収録されることも多いので持っている方も多いのでは? なUVIのピアノ音源です。

製品名の通りSteinwayのModel Dを再現する製品で、音色も基本的に1つ(エフェクトの違い等でいくつかのプリセットはあります)なので、迷わず使えます。動作も軽く、使い勝手も良いと思います。

Apple / EXS24

Logic Pro Xに最初から収録されている汎用サンプラー、EXS24。いくつかのピアノ音色の中から、動画では(他の製品に合わせて)Steinwayの音色を選んでみました。

付属音源というと、低域が細くどうしても音が軽い印象が強いですが、EXS24のこのパッチはローミッドもしっかりとしているので付属とは思えないほど実用的なパッチだと再認識しました…。

AIR Music / Xpand!2

激安セールでお馴染み! Xpand!2も比較対象として入れてみました。

元々はProToolsの付属汎用音源でもあるXpand。他の製品と聞き比べてしまうと、どうしても線の細さが気になってしまいますが…。とはいえ音源は使いよう。あえて細さを出したり、深めにエフェクトを掛けて効果音的に使ったりと使い道はいくらでもあります。

NATIVE INSTRUMENTS / KONTAKT FACTORY LIBRARY

こちらも汎用音源枠。KONTAKT 6の標準ライブラリの中からスタンダードなピアノ音色です。

こちらもXpand!同様、専用音源と比較してしまうと見劣りしてしまいますが、汎用音源のピアノ音色としては十分及第点です。

KOMPLETE 12 ULTIMATE 収録ライブラリ

また、KOMPLETE 12 ULTIMATEに収録されているピアノ・ライブラリも比較してみました(一部は無印にも収録)。

ALICIA’S KEYS

その名の通りAlicia Keysのスタジオにあるグランド・ピアノを再現したライブラリです。R&B系のトラックには非常に良く合います。

THE MAVERICK

ビンテージ感漂う、ヒストリカルな音色が魅力のピアノ音源です。

THE GRANDEUR

汎用性の高いコンサート・グランドのサウンドで、KOMPLETEに収録されているピアノ音源の中でも抜群に使いやすいと思います。

THE GENTLEMAN

アップライト・ピアノのサウンドを再現したライブラリです。トーン・コントロールによってクラシカルなサウンドからポップスやジャズ、雰囲気のあるサウンドまで広いサウンドをカバーしてくれます。

THE GIANT

世界最大のアップライト・ピアノを緻密にサンプリングした、ユニークなピアノ音源です。ピアノというよりは、効果音的に使うイメージでしょうか。

UNA CORDA

各鍵盤に、それぞれ1本の弦を張ったカスタムのアップライト・ピアノ(ですので、厳密にはピアノとは言えないかもしれません)を再現。ピアノらしいサウンドはしませんが、劇伴やエレクトロで雰囲気のあるピアノ風サウンドが欲しいときには、ものすごくマッチします!


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