EVABEAT / Melody Sauceをレビュー 実践で使えるメロディー生成プラグイン

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講師の鈴木(@dawlessonです。

今回はちょっと変わったプラグイン Evabeatというブランドの「Melody Sauce(5,900円)」を紹介します。このMelody Sauceはメロディーを自動生成してくれる…という作曲支援プラグイン。正直に言うと、この種のプラグインは実用性の観点からあまり興味がなかったのですが、実際に試してみたらビックリな出来でメロディー生成の進化を感じました。

Melody Sauceを使って3つの点に魅力を感じたので、それを順に紹介してみます。

目次

好きな音源で鳴らせる

まず1つ目が、Melody SauceはMIDIプラグインである、という点。つまり生成したフレーズをリアルタイムに自分の好きな音源で鳴らすことができます。

その分普段のソフトウェア音源と少し違う使い方をする必要はありますが(と、言ってもINSTトラックのMIDIスロットにインサートするだけ)、鳴らす音源を自由に選べるのはかなりメリットだと思います。

同じフレーズでも、鳴らす音色が変わればがらりと印象が変わってきますので、自分の使い慣れた仮メロ音源じゃないと雰囲気が掴みきれないこともあると思います。またEDM系のメロディとも非常に相性が良いので、その場合はさらに使う音源が自由に変えられるのはメリットです!

使い方が簡単で、バリエーションも試しやすい

2つ目に操作が非常に簡単。動画を撮ってはみましたが、GUIとパラメーターを見れば、マニュアルいらずで使えると思います。

基本は画面中央の9つのパッドでメロディーの雰囲気と音数を指定するだけ。生成されたフレーズは画面右側の「Melody Bank」に複数保存して聴き比べることができますし、そのままDAWソフトのトラック上にドラッグ&ドロップするだけでエクスポートも可能。MIDIデータですから、当然そこからエディットを行うことができます。

画面左列のパラメーターで、生成するフレーズのキーや音価、シンコペを指定できるのですが、これは選択したフレーズの再生時にリアルタイムに反映されるので、いつでも変更可能なのも便利です。

生成されるフレーズが実用範囲

そして一番重要なのが、生成されるフレーズのクオリティー。これまで似たようなコンセプトの製品はいくつか試したことがありますが、どれも音楽的ではなかったりと使える打率が低く、イマイチ実用に掛ける気がしていました。

その点、Melody Sauceはかなり実用的!もちろんそのまま使えるフレーズが100%出てくる…という訳ではないのですが、破綻ないフレーズがどんどん鳴ってくれるので、聴いていく内にフレーズのアイディアやモチーフが浮かんだりと、”たたき台”としてかなり優秀だと感じました。

この”使える度”はジャンルにもより、EDM等で使うシンセのメロやモチーフという用途では、一気に打率が高くなる印象。ハーモナイズ機能で和音生成もできるので、適当なループにメロディーを重ねるだけで曲の骨組みができていきます。この辺りは実際に動画でやってみましたのでご参考ください。

かなり面白いプラグインですし、使い道によってはかなり実戦投入できると思いますので、ぜひチェックしてみてください!

メーカーのホームページ


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