Roland / VT-4 レビュー

講師の鈴木(@dawlessonです。

年が明けて早くも二ヶ月が過ぎようとしていることに驚きを隠せない…そんな今日この頃です。

先日から本格的に出張レッスンをスタートしたのですが、想像以上のご利用を頂いており驚いています。ご利用頂いた方にお話を聞いてみると、やはり自分の慣れた環境で、かつ作曲やミキシングなど、微妙な差が重要な作業は対面の方が分かりやすい…と好評だったりします。移動時間の関係で、どうしても首都圏限定になってはしまいますが、ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください! もちろん、来て頂ける場合は、全国対応です(笑)。

宣伝はこの位にして…。今回は、一部界隈で話題になっている、Rolandのボイス・トランスフォーマー「VT-4」を紹介してみようと思います。多くのショップが予約販売で、一部ではプレミア価格で取引されているのだとか…。

堀田先生と簡単な動画も撮ってみましたので、ぜひ併せてご覧くださいませ。

VT-4でできること

VT-4はボーカル・エフェクトの一種ですが、ボイス・トランスフォーマーという名前の通り、エフェクトといってもEQやコンプの類ではなく、「声を作り替える」タイプのエフェクターです。

具体的には、以下のような加工ができます。

PITCH

声の高さを±1オクターブの範囲で変化させます。

FORMANT

声のフォルマント…声色を変化させます。+方向に操作すれば女性”的”な、-方向では男性”的”な声質を作ることができます。

AUTO PITCH

ピッチ(音程)のずれを調整します。つまみを回す程、補正が強くかかり、エレクトロ系のボーカルで使われるようなケロケロボイスを作ることができます。

ROBOT

ロボットが喋っているかのような、音程変化や抑揚のない機械的な声を作ります。

MEGAPHONE

メガフォンを通して喋っているような、少し歪んだサウンドを作ります。

VOCODER

ボコーダー・ボイスを作ります。

HARMONY

声に多重ハーモニーを加え、分厚い合唱のようなサウンドを作ります。

REVERB

声に残響を加えます。

使い方は超簡単

そんなVT-4ですが、使い方は非常に簡単です。各エフェクト機能には、専用のボタンやスライダーが用意されているので、専門知識や複雑な操作も一切不要で使えます。

ちなみに、ファンタム電源の供給も可能なので、ダイナミック/コンデンサーを問わず使用可能です。また、フロント・パネルにはプラグイン・パワー用のマイク端子も用意されているので、ネット配信やマルチメディア系で使われるようなマイクを使用することができます。

エフェクトの設定は、本体中央の4つのボタンに8つまで(5-8はMANUALボタンを押しながら)保存することもできるので、パフォーマンス中にまったく違うエフェクト効果に変化させたい…なんて使い方もできますし、少し難易度は上がりますが、MIDI IN端子に外部からMIDIノートを受信し、ロボットやボコーダー、ハーモニーを追従させることも可能です。

ボイス・チェンジャーとしての実力は?

この手の製品は大分昔からありますが、VTuberや配信者から注目を集めているようです。つまり、男性声→女性声にしたい なんて需要ですね。。

FORMANTを調整することで、ある程度は声色を変化させることはできるのですが、正直に言って単純にVT-4を使うだけで男性の声が女性の声になる訳ではありません。もちろん元の声質もありますし、ちょっとした発声の仕方、本体の設定…等いくつもの条件が重なって、ようやく「言われたらそんな風に聞こえなくもないかな…」というレベルではないかなぁ、と。

これはあくまで”ボイス・チェンジャーとして見た”場合のこと。声色が変わればOKという場合や、ボーカルやボイス・パフォーマンスとしての(本来の?)用途では、非常に優秀です。

音の遅れもほとんど気にならないレベルに抑えられていますし、エフェクトで加工した後もサウンドの明瞭度が保たれる…つまり、何を言っているかちゃんと分かる。というのはもの凄いことです。そして、なによりこのクオリティーを(使い方も価格も)この手軽さで実現できるのはビックリです。

ちょっと便利な使い方

動画でも触れていますが、オーディオ出力はステレオ/モノラルのどちらでも使え、モノラルの場合はフロント・パネルのスイッチでドライ音とエフェクト音を個別に出力するなんて使い方もできます。ライブ等で別系等で出力して、ミックス・バランスはPA側で行う…という具合に活かせますし、この場合もPHONE端子にはBLANCEスライダーで設定した音量バランスが聴けるので、モニターもOK。

また、USBオーディオ・インターフェイス機能も備えているので、パソコンに直接つないで配信に使うのも便利だと思います。

ちなみに、本体はバッテリー(乾電池)駆動ですが、USB接続時には、USBバスパワーで動作します。試しにモバイル・バッテリーを繋いでみたところ、これでも問題なく使えました。

まとめ

今回はDAW LESSONらしからぬ(笑)製品を取り上げてみましたが、使ってみて本当に面白かったです。もちろんパソコンとプラグインで同様のことはできますが、レイテンシーや動作環境を気にしなくても良いというのは、パフォーマンスを行う上では非常に大きなメリットになるかと思います。

ボイス・パフォーマーやVTuber/配信者の方は、ぜひチェックしてみてください。


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