IK Multimedia / iLoud Micro Monitor レビュー

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講師の鈴木(@dawlessonです。

制作環境でどこにこだわるべきか…。オーディオ・インターフェイスやプラグインも良いですが、最も重視すべきは「モニター・スピーカー」だと思っています。

ちゃんとしたスピーカー(“ちゃんとした”って何だよ…と言われそうではありますが。。)がないと、

音の変化が分からない=いくら良い機材を使っても、それを活かせない

ですから…。ということで、今回はコンパクトなのに音が良い! と評判のIK Multimedia / iLoud Micro Monitorを紹介してみたいと思います。

https://www.ikmultimedia.com/products/iloudmm/

目次

まずは開封

せっかくなので、開封から。箱を空ける楽しみって、プラグインにはないハードウェアならではですよね。

特に言うことはなかったです(笑)。

片手で持てるサイズ感

本体は、数値で見るよりもかなり小ぶり。アンプ搭載側も、片手で楽々持てるサイズ/重量感です。

正面から見たときの色味はGenelecの8000系に近いでしょうか? あそこまでの重量感はありませんが、かといって安っぽさはありません。

ちなみに、付属品はACアダプターと左右のスピーカーをつなぐ専用ケーブル。そしてステレオ・ミニ – RCAケーブル。本体サイズに比べて、ACアダプターはちょっと大きめでしょうか。

基本性能を見てみる

スピーカー(というより、楽器/機材全般)を見る上で、スペックはあまり参考にならないので、抜粋すると、

  • カスタム・メイドの3インチ・ウーファー
  • 3/4インチのシルクドーム・ツイーター
  • 合計50WのクラスDバイアンプ

と、デスクトップ・スピーカーとしては十分な仕様。なお、入力やコントロールは左スピーカーに集約されています。

入力はステレオ・ミニ、RCA、そしてBluetoothの3系統。またDSP制御のルーム・コントロールが3パターン用意されています。

また底面には、デスクトップに直置きしたときに、ツイーターが耳の高さに揃うように角度を付けるスタンドも付いています。また、本体中央にはマイク・スタンドに直接取り付けるためのネジ穴が用意されています。

低域までちゃんと再生される!

肝心のサウンドですが、とりあえずラフ置きして聞いてみると…。

低域までしっかり再生されてくれます。かといって低域に寄りすぎることもなく、高域までちゃんとモニターできる。なるほど、評判になるのも分かります。

同クラスだと、Genelecの8010、EveのSC203あたりがライバルになるでしょうか…。どのモデルも以前に聞いたことがありますが、個人的な感想としては、

Genelec = 低域パワフル! EDMやるなら気持ち良いかも。

EVE = バランス良い! 生音ならコッチ!

というイメージでした。iLoud Micro Monitorは、この2モデルに比べると値段は半分ですが、そこまで負けていない印象です。純粋な音色の好みでいえば、8010よりもコチラが好きですかね。。

また、トーン・コントロール用のポジション・スイッチもイイ感じで効いてくれます。小型のデスクトップ・スピーカーの場合、どうしても2-300Hz付近の解像度が落ちてしまう問題がありますが、DESKスイッチをONにすることで、大分解消することができました。

この帯域の聞こえ方は、奥行きの表現力にも関係してくるので、要チェックかと。

Bluetoothワイヤレスも便利

iLoud Micro Monitorは、有線だけでなくBluetoothを使ってワイヤレス接続も可能。背面のスイッチをONにするだけで、簡単にペアリングできます。

ワイヤレスはスマホで使うことが多いのかな…とも思いますが、もちろんパソコンと接続することもできます。

もちろん、DAWソフトで直接デバイスとして設定もOK。

普通に音楽制作する上では、オーディオ・インターフェイスを介して接続するのが基本ですので、あまり使うことはないと思いますが…。

逆に、オーディオ・インターフェイスを使っていないコンピューターで使うには最高です! 現在も、事務作業や動画編集に使っているMacで使っています。

これまでOlasonicのUSBスピーカーを使っていたのですが、やはりiLoud Micro Monitorの方がモニターしやすいです。

サイズを取るか、音を取るか…

このサイズでこれだけの音が出るというのは、本当に凄いですし、モニター・スピーカーとして不足なく使えると思います。

ただ、あえて厳しいことを言えば、やはり3インチであることを忘れてはいけないと思いました。同価格帯の5インチと比べてしまうのは、やはり無理があるのかなぁと。設置スペースが確保でき、評判の高さから5インチと迷われているのであれば、個人的には5インチのスピーカーをオススメすると思います(もちろんモデルによりますが…)。

逆に、3インチ・クラスの中でモニター・スピーカーを探しているのであれば、iLoud Micro Monitorはかなり良いチョイスになるはずです。

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