Logic Pro 活用 Tips 第76回 キースイッチを使った打ち込みを効率化!アーティキュレーション機能の使い方
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講師の鈴木です。
今回はキースイッチのある音源を多用する方におすすめの「アーティキュレーション機能」をご紹介します!
目次
機能の概要について
キースイッチの配置は音源によってもだいぶ異なりますので、音源の仕様を覚えておくのはかなり面倒。そんなとき、アーティキュレーション機能を使うことで、事前に設定は必要ですが、プリセットを一度作ってしまえば打ち込みの作業効率が飛躍的に向上するのでおすすめです。
詳しい設定方法については、動画でご覧いただければと思いますが、流れだけ簡単にご紹介すると…
【事前に必要な設定】
- 使用したいアーティキュレーションを作成する
- 作成したアーティキュレーションに、音源のキースイッチ(MIDI Note)を割り当てる
- 新規アーティキュレーション・セットとして保存
【打ち込み時の操作】
- トラックにアーティキュレーション・セットを設定する
- 打ち込んだMIDI Noteにアーティキュレーションを選択する
という流れになります。
事前にアーティキュレーション・セットを作成しておくことで、音源のキースイッチ割り当てをその都度確認する必要がなくなります。
知っておきたい挙動について
非常に便利な機能ではありますが、1点だけ気をつけなくてはならないことがあります。
それが、アーティキュレーション機能を使って入力したキースイッチは、MIDI Noteのタイミングと同じになってしまうこと。
音源によっては、同じタイミングに入力してしまうとアーティキュレーションの切り替わるタイミングの1音目がうまく切り替わってくれなかったり、切り替え時にノイズが出たりする可能性があります。その場合は従来の方法でキースイッチを入力し、キースイッチ情報をMIDIノートより少し前に出しておく必要があります。
タイミングについては注意する必要があるものの、使い方によっては打ち込みの手間を大幅に低減してくれるのでぜひチェックしてみてください!