個人的オススメ小物
講師の鈴木です。
機材をもっとグレード・アップさせたいな…なんてとき、機材自体を買い換えていたのでは費用も掛かってしまいます。 できるなら低予算で満足感を味わいたい!!
ということで、今回は少し趣向を変えて手軽に試せる、個人的なオススメ小物をいくつか紹介してみたいと思います。音楽に関係ないものも混じっていますが、あると便利です(多分)。
インシュレーター
モニター・スピーカーの出音を向上させたいなら、まずはインシュレーターを試してみてはどうでしょうか。スピーカーの下に置く支柱のようなアレです。
パッと見、どーでもないように見えるアイテムですが、スピーカーの不要な振動を抑えるというのが働き。スピーカーが音を鳴らすときにはスピーカー自体が振動しますが、その振動が机などを伝わり、再度スピーカーに伝わってしまうと音が混ざってしまい、低域のボヤケなどが起こってしまいます。
そこで、スピーカーからの振動をスタンドや机に伝わらないように遮断するのがインシュレーターの働き。
材質や形状の違いで色々な製品が発売されていますが、何を選ぶかによっても効果は変わってきます。そして、大切なのが
“値段と効果は必ずしもイコールではない”
ということ。特にオーディオ用として販売されているインシュレーターは非常に高価ですので、あまり高価なものは視野に入れなくてもOKだと思います。
良くも悪くも音が変わりますので、その変化が好きならアリ! スピーカーとの相性もあるので、お手軽なものをいくつか試してみると良いと思います。
手軽なところだと、audio-technicaの「AT-6099」あたりでしょうか。
もし予算があるならば、Primacousticの「Recoil Stabilizer」は個人的にもオススメです。角度の付いたモデルもあるので、環境に合ったものを選べるのもGOODデス。
トラック・ボール
DAWソフトを触っていると、長時間マウスを握りっぱなし…ということも多いと思います。腕って意外と痛くなるんですよね…。
そんなときにオススメなのがトラック・ボール。マウスを握りこまないので、腕への負担はかなり低減できます。マウスよりもスペースを有効活用できますし、ピックを持ちながらパソコンを操作できるというのもポイント(笑)。ギターを持ちながらパソコンに向かっていると、マウス操作時にピックをどこかに置いて、そのまま行方不明…。なんてことも良くあるハズ。簡単な編集であれば、ピックを持ちながら使えます。
慣れない内は思うように動かせませんが、すぐ慣れちゃいます。左手で使えるようになれば、さらにスピードアップ!
オススメは、KensingtonのExpertMouse。ちょっと値は張りますが、値段分の価値はあると思っています。スタジオ行くと、大体コレです。
個人的にも前のモデルから愛用していて、もう10年以上のお付き合い。良く考えれば未だ壊れたことがないのも凄いですね。。 4つのボタンは自由に割り当て可能なので、キーボード・ショートカットを割り当てて使っています。
ペンタブレット
パソコンでお絵かきする人にはお馴染みの入力デバイスですが、DAWでもあると便利なシーンが以外と多いです。
例えばオートメーションを編集したい場合。コントロール・サーフェスを使う方法もありますが、細かくエディットしていきたいときにはマウスだとかなり面倒。ペンタブならパッドをなぞるだけで好きなカーブが書けちゃいます。MIDI CCでエクスプレッション書いたり、ベロシティーの調整時にも便利ですよ。
ペンタブといってもピンキリですが…。絵を描く訳ではないので、高価なモデルである必要はありません。数千円程度のモデルでも十分快適に作業できますよ!
滑り止めシート
一気に感じが変わりましたが…。重宝しているのが滑り止めシート。キーボードやトラック・ボール、MIDIコントローラーって使っている内に場所がずれていってしまいませんか?? 個人的にそれが許せないのです(苦笑)。
そんなズレの気になる周辺機器の裏に、カットした滑り止めシートを置いておけばしっかり固定してくれます。本体に張らなくても大丈夫ですし、移動も簡単なので持っておくと便利です。100均でも売っていると思うので、お試し下さい。 ビシッと場所が決まっていると気持ち良いですよ〜。今やコースターの裏にも貼りだす始末です(笑)。
クリップ/フック
はい、文房具です。。が、今回イチオシなのがコレだったりします。
まずクリップですが、磁石の付いたミニ・クリップはケーブルをまとめるのに超便利!
デスク周りは色々なケーブルが散乱していると思うのですが、ケーブルをクリップに通し、デスクの金属部分に固定すると一気にスッキリ! 特にiPhoneなどのケーブルを管理するのに重宝します。
ケーブル自体をクリップで挟んでいる訳ではないので、断線の心配もありませんし、引っ張れば長さ調節も自由自在!! 少し大きめのクリップを使えば、ギターのシールドなども同じ要領で管理できます。
そしてフックですが、カーテン・レールにケーブルを引っかけたり、ヘッドホンを掛けたりとマルチに活躍してくれます。
雑誌などでは「ケーブルは8の字巻きで…」なんて書かれていたりしますが、個人的には自宅やスタジオでは垂らしておく派。変な巻き癖が付くのも避けられますし、使うときにもすぐ使えて楽ちん。
頻繁に使うケーブルはフックに引っかけて、使用頻度の低いケーブルはコート・スタンドに引っかけ、廊下に放置しています。
かなりバラエティーに富んだ内容でしたが、たまにはこういうネタも…。
小物系大好きなので、もし「こんなもっと便利なアイテムがあるよ!」というのがあれば教えて下さい!