【気まぐれ耳コピー vol.9】Shostakovich – Symphony No. 5

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講師の鈴木(@dawlessonです。

今週は、前回からしばらく空いてしまった耳コピネタをお送りします。

過去8回はいわゆるJ-POPの歌モノをテーマにしてきましたが、今回初のオーケストラ曲。個人的にも大好きなShostakovich(ショスタコーヴィチ)の Symphony No. 5(交響曲第5番)の第4楽章をやってみました。

目次

今回のテーマ

耳コピ企画で挑戦する楽曲は、これまでリクエストを中心にピックアップしてきましたが、今回はちょっと試したい音源がり、それを使うためには…という逆の発想で選びました。

その音源というのが、Native InstrumentsのKOMPLETE ULTIMATEに収録されている「SYMPHONY ESSENTIALS」です。

ソロとアンサンブルの計6種類のインストゥルメントで構成されたコレクションなのですが、今まで使ったことがなく…。少し前のライブ配信時に目に入り、鳴らしてみたら良さそうだったので、使ってみたくて今回のネタになりました。

とはいえ普段オケ曲をやることはほぼないですし、難易度も高く時間も掛かりそうだったので、かなりザックリのデータになってしまいました…。省略や簡略化しているパートもありますし、いわゆる“完コピ“にはなっていません。

ティンパニのみKONTAKTの標準ライブラリを使っていますが、その他はすべてSYMPHONY ESSENTIALS…つまりKOMPLETE 収録ライブラリだけで鳴っています。

SYMPHONY ESSENTIALS

データは、本当に最低限のアーティキュレーション(使っているのは、弦のサスティン/スタッカートのみで)を切り替えている程度で、ダイナミクスもほぼ入っていません。入力はすべてリアルタイムで、ベロシティも弄っていません。

打ちっぱなしはどうなのよ…というのは別に、例えばViennaあたりでこれをやってしまうとかなり残念な感じになってしまうと思いますが、Symphony Essentialsは意外と聴けるなぁ…というのが第一印象。

やはりブラスが難関ではありますが、ほぼベタでソレっぽく聞こえるというのは魅力ですね!

エフェクト類も、必要なパートに簡単なEQと、マスターにリミッターが入っているのみです。

このSymphony Essentialsには、上位版もあり、それが収録されたのがKOMPLETE 12 COLLECTOR’S EDITIONだったりします。

制作時間

約8時間。

慣れないオケ曲で、しかも細かくテクニカルなフレーズ満載だったので、めちゃくちゃ時間が掛かってしまいました(汗)。

ちなみに、テンポチェンジにはLogicの「スマートテンポ」を使いました。こういうテンポの揺れが大きい曲にはめちゃくちゃ便利ですね!


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