Vienna Symphonic Library社製品のiLok 認証への移行方法

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講師の鈴木(@dawlessonです。

先日リリースされたCubase 12より、eLicenser(Steinberg Key)でのライセンス管理が廃止されたことに続き、同じくeLicenser方式を採用していたVienna Symphonic Library(VSL)社も先日よりiLok認証への移行期間がスタートしています。

これまでeLicenserを使っていたユーザーには、随時iLok対応版への移行がアナウンスされていますが、さっそく移行してみたので、その流れをご紹介します。

目次

MyVSLにiLokアカウントを紐付ければOK

移行作業の大まかな流れとしては、以下の通りです。

  1. iLokアカウントの作成(持っていない場合)
  2. iLok License Managerのインストール(持っていない場合/最新版が必要?)
  3. VSL社のマイページにiLokアカウント登録
  4. 所有製品のiLokへのデポジット
  5. iLok License Managerでのアクティベート
  6. iLok対応版のインストール(Vienna Assistant経由)

いくつかの手順が必要にはなるものの、iLokを使ったことのある人であればお馴染みの方法ではないかと思います。

VSLのマイページにログインすると、「iLok Account」という項目が表示されているので、そこにお使いのiLokユーザーIDを入力して登録。

その後、画面上に表示される「Deposit」ボタンをクリックすると、所有している製品のライセンスがiLokアカウントに登録される、という仕組みです。

その後は、お馴染みiLok License Managerに発行されたライセンスを任意のUSBキーやiLok Cloudに登録すればOKです。

ライブラリも対応版を再ダウンロードする必要がある

注意点としては、iLokのライセンスを移行するだけでなく、ソフトウェアやライブラリ自体もiLok対応版を新規でインストールする必要があります。

そのダウンロードには、新たなダウンロード/インストール管理アプリケーション Vienna Assistant から行います。

これ自体は、ダウンロードしたい製品やライブラリを選ぶだけでOKなので導入自体はスムーズに行えます。

ただ、移行を行うことによってiLok版のライブラリを保存するストレージ容量が必要な点は注意が必要かもしれません。下記は、Chamber Stringsのライブラリですが、従来のeLicenser版とiLok版の2つのフォルダになっています。

機能面での変更はなし…ですが、Vienna Instruments Proが使用可能に!

なおiLok対応版は機能面では何も変化していませんので、無理に今すぐ移行する必要はないかもしれません。※動作環境が変わっているので、事前にチェックしておいてください!

ただ、これまで有償扱いだった「Vienna Instruments Pro(2)」が無償化! VIシリーズのユーザーは、Vienna Assistant からiLok対応ライブラリをダウンロードすることで、Vienna Instruments Proが利用可能になります。シーケンサーやオート・ヒューマナイゼーションをはじめとした、ちょっと便利な機能が利用できるので、これは嬉しい!

eLicenser対応バージョンも継続利用可能

iLokへの移行後も、eLicenser認証の旧バージョン(開発自体は終了)も引き続き使用可能で、どちらのバージョンもダウンロードが行えます。

なお、今後もeLicenser Control Centerがサポートする限り使用は可能とのこと。ちなみに、VEP 7以前のバージョンについては、iLok対応版はないようです。

 


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