Alchemy 【Logic付属のシンセサイザー】のチュートリアル動画を公開中!
講師の鈴木(@dawlesson)です。
AppleのLogic Pro Xには膨大な数のインストルメント(音源)が収録されていますが、その中でも特に高機能なのがAlchemyです。
元々はイギリスのCamel Audioというメーカーから同名でリリースされていたシンセで、2015年にAppleが買収。Logic Pro X 10.2より付属シンセの仲間入りを果たしました。
そんなAlchemyの大きな特徴が様々なシンセ・エンジンを搭載し、それらを組み合わせることで膨大なバリエーションの音色を作ることができます。逆に言えば各シンセ・エンジンのことを知らないと、「どこから弄って良いか分からない」状態になってしまうということでもあります。
前置きが長くなりましたが、Alchemyの基本から各シンセ・エンジンの考え方までを11本の動画で紹介しています。Alchemyを例にはしていますが、多くが一般的な他のシンセサイザーでも流用可能な内容になっていますので、ぜひシンセの勉強にお役立てください!
第1回 プリセットの選び方と画面の見方
Alchemyの簡単な画面の味方と、プリセット音色の選び方、探し方を紹介しています。
第2回 ソース(オシレーター)の考え方と使い方
シンセサイザーの基本① 元となる波形を生み出すオシレーター・セクションについて紹介しています。なお、Alchemyではオシレーターのことを「ソース」と読んでいます。
第3回 フィルターの考え方と使い方
シンセサイザーの基本② オシレーターから出力された波形の不要な成分を取り除く「フィルター」と、最終的な音量を決める「アンプ」セクションを紹介しています。
第4回 エンベロープの考え方と使い方
シンセサイザーの基本③ サウンドに時間変化を与えるために使われるのが「エンベロープ」です。徐々に音量が大きく/小さくなったりする音色を作るためには、欠かすことができないセクションです。
第5回 LFOの考え方と使い方
シンセサイザーの基本④ 音色に周期的に同じ変化を与えたいときに使用するのが「LFO」です。複雑なサウンドを作るのには、LFOの存在が欠かせません。
第6回 VA(バーチャル・アナログ)シンセとは
オシレーターの合成方式① 現在のシンセで最もベーシックなのが「VA」方式です。シンセ音源だけでなく、サンプラーも基本的にはVA方式を踏襲しているので、この方式を理解すると、多くのシンセが扱えるようになります。
第7回 加算合成シンセとは
オシレーターの合成方式② 音の倍音成分を弄ることで音を作り出すのが「加算合成」方式です。複雑な響きのサウンドを簡単に作ることができます。
第8回 スペクトル合成シンセとは
オシレーターの合成方式③ 元となるサンプルの周波数成分を直接変化させることで、摩訶不思議なサウンドを作り出すのが「スペクトル合成」方式です。
第9回 グラニュラーシンセシスとは
オシレーターの合成方式④ サンプルを細かく切り刻み、その再生順番を変更することで元とはまったく違う雰囲気のサウンドを作り上げるのが「グラニュラーシンセシス」方式です。
第10回 サンプラーとリシンセシス
オシレーターの合成方式⑤ Alchemyには、ベーシックな「サンプラー」方式も搭載。EXS24のファイルをダイレクトに読み込むことができます。また、リシンセシスを使うことで、サンプルを「加算合成エンジン」方式でシンセサイズする…といった具合に、サンプルをここまで紹介してきた各シンセ方式で編集可能! Alchemyの真骨頂です。
第11回 パフォーマンスとアルペジエーター
最終回では、Alchemyの各パラメーターに動きを付けたり、フレーズのパターンを生み出せるアルペジエーター機能を紹介しています。
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