曲作りで本当に必要な音楽理論講座 〜その4.4和音(セブンス・コード)

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講師の鈴木です。

前回は基本的な3和音の考え方を紹介しましたが、たった2つのことを知っているだけで、各ルート × メジャー/マイナーの24種類のコードの構成音がパッと分かるようになったと思います。

今回はコードの続き。4和音を解説していきます。

目次

4和音の基本構造

まずは4和音の構造から見ていきましょう。

その名の通り4つの音を重ねていくのですが、3和音にもう1つ音が追加されただけ。決して難しいものではありません。

 

4つ目の音は「第7音」と呼びます。

7thのバリエーションは4通り

そんな4和音は、言うなればルート音に対して7 度の音を加えるというコード。

ここで前々回に使用した、この図を思い出してください。

 

7度の音には、長7度(M7)と短7度(m7)という2つの種類がありましたよね。

つまり、現段階では前回紹介したメジャーとマイナーの3和音それぞれにM7を追加したコードと、m7を追加したコードの計4つのバリエーションが存在していることになります。それぞれ見ていきましょう。

メジャー・セブンス

まずは、C(メジャー)を基本としたコードから。

Cメジャーに「長3度」を足すと「CM7(Cメジャー・セブンス)」というコードになります。

 

長3度は「鍵盤4つ分」離れた音ですから、第5音の「ソ」かあ4つ上…。つまりソ#→ラ→ラ♯→「」の音を追加したものということになります。

M7コードは、△7やmaj7などと表示されることがありますが、どれも同じコードです。この講座では、ルート音M7という表記に統一していきます。

セブンス

次に、Cメジャーに「短3度」。つまり鍵盤3つ分を足してみましょう。するとドミソ+シ♭という構成になり「C7(シー・セブンス)」というコードが出来上がります。

 

え? m7を足すならCm7じゃないの?! なんて声が聞こえてきそうですが…。これはまったく違うコードになってしまうので気を付けて下さい!

コード・ネームの書き方/読み方については、次回詳しく紹介しますが、4和音で第7音に短7度を足す場合、「mは省略」されて、ただの7になるという決まりがあります。ここだけちょっと間違いがちなので、注意です。

マイナー・メジャー・セブンス

ここからは、Cmをベースにしたコードです。Cmに「長3度」を足すと「CmM7(マイナー・メジャー・セブンス・コード)」が出来上がります。

 

メジャーなのかマイナーなのかハッキリしてくれよ!! なんてどっちつかずな印象のコード・ネームですね(笑)。

長3度ですから、ソから鍵盤4つ分離れた「」の音を加えてドミ♭ソシ という構成になります。

マイナー・セブンス

ラストの4つ目は、Cmに「短3度」を加えた「Cm7」コードです。

 

短3度なので、鍵盤で3つ分。ソ♯→ラ→「シ♭」を足しますから、構成音はドミ♭ソシ♭になります。

今回のまとめ

では、今回のまとめです。4和音になっても基本は3和音と同じ!

長3度の場合は鍵盤4つ分。短3度の場合は鍵盤3つ分の音を足せばOK! 

という感じです。

現段階では3和音で端折っているコードがありますので、4和音もこれがすべてではありませんが、これで基本となるコードは一通りカバーできたことになります。

ここまで理解できたら、音楽理論に対する苦手意識も大分克服できるのではないかと思いますが、いかがでしょう??

次回は、コードネームの意味について考えてみましょう。。

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